鈴木良雄スペシャルユニット at J
( 2005-2-22 )
この夜は新宿のジャズスポットJでのトリオ演奏です。
良く言われることですが吉岡秀晃はメロディーの宝庫、
ドラえもんの引き出しだということが鍵盤の後ろに座っていると一層良くわかります。
彼がピアノに向かうとき実際に出る音のほか指が宙を浮いて音を出さないことがあります。
頭に浮かんだたくさんのメロディー進行の中からそのときに応じた最適の音を出すわけで、
宙に浮く指はそのとき出さないでしまっておく音なのです。
そして出てくる音は時にはレッドガーランドを彷彿させる左手のブロックコードと右手の高音域の装飾音、
さらには現代音楽風なアブストラクトな演奏と曲想にあわせた変化があり見ていても実に楽しいものです。
一方日本のベース第一人者のChin-sanはさすがに存在感があるベーシストです。
普通はベースのソロではやらない曲やアルコでの演奏、はたまたスキャットとバラティーに富んだ演奏とMCでお客さんを楽しませてくれます。曲の紹介でオンナクレヤには笑っちゃいました。
ドラムスのセシル・モンローも心臓の鼓動のように刻むハイハットをベースに豪快なソロを聞かせてくれます。
普通ソロの応酬をするときには自分が終わったあと合図を出して交代するのでしょうが長いドラムスのソロでもメロディーを口づさむように叩いているためソロのしめくくりが我々でもわかり実に心地がいいものです。
そして全ての演奏が終わったとき、さて次はいつかなという気にさせてくれるトリオ演奏に満足してしぶしぶ帰るのでありました。

左から吉岡秀晃(pf)、鈴木良雄(b)、セシル・モンロー(ds)
このスペシャルユニットでの演奏はJで1-2か月ごとに行われていて気心も知れ合った仲間です。
最初の曲はオンナクレヤじゃなかったOn A Clear Dayでした。

二回目のセットでは右手でメロディーラインを演奏しながら左手を交差して高音域のキーを弾くという技も見ちゃいまいした

エンディングの曲では鈴木Chin-sanのスキャットも。
I Can't Get Startedでは素晴らしい掛け合いで私が女だったらうっとりと「好きにして」かな。

休憩時間にセシル・モンローと雑談、吉岡さんは床屋にいったそうです

最後に記念撮影をしました
このJAZZ SPOT Jはタモリが取締役をしていることで知られている店でオープンしてはや35年になります。
店主のバードマン幸田はアルトを吹くほか吉岡秀晃のホールでのコンサートをプロデュースしてもらうなどお世話になっています。
新宿厚生年金会館の右隣で判りやすいので一度行って見てはいかがでしょうか。
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